2023/12/15

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本日の相場予想

昨日はECBの発表あり。
インフレ率の低下は認めたものの「利下げは全く議論しなかった」と述べたことで、昨日FRBの「利下げは視野に入り始めている」と発言の対比により利下げ期待を後退させた。
この発言によりユーロ相場は(主に対ドルで)上昇。
これによりユーロ>米ドルの力関係がメインシナリオをなった。
対円に関しては来週の日銀待ちの感もあるが、市場としては日銀の緩和縮小も期待され日本と欧米の金利差縮小による円高(円>ユーロ>米ドル)が織り込まれている。
ただし、本日に関しては織り込みが行き過ぎた円高を日銀前に解消する動きからややドルに買い戻しが入り円安となる予想。

本日の重要指標

16:45 仏)消費者物価指数(CPI)
17:15 仏)製造業・非製造業PMI
17:30 独)製造業PMI
18:00 欧)製造業・非製造業・総合PMI
18:30 英)製造業・非製造業PMI
20:20 欧)各国総裁発言
22:30 米)NY連銀製造業景況指数
23:45 米)製造業・非製造業・総合PMI

相場観

  • ECBは早期の利下げを牽制したことでFRBとの対比が明確になりドル売りが進む。
  • 日銀については植田総裁の「チャレンジング」発言で早期緩和修正の思惑から円高に振れてきているが、(ブルームバーグでの日銀関係者の発言からも)今会合で修正となる可能性は低く、先走って織り込んできた感も強いことから悲観売りによる円安への流れへの回帰も想定される。
  • 総じて、日銀後に一時的な円安回帰となった後、中長期的には日米金利差の縮小を見越した円高方向へ進んでいくものと思われる。

トレード

2連続負け(どちらも損切りはしっかり出来た)の後にレートを上げてかけてしまった。
但し、ストップロスはきちんと設定した。